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その他の考察

管理人 in 川俣町  2011年7月5日執筆

こんにちは、管理人です。
2011年3月11日に発生した大地震は東北地方を中心に未曾有の被害をもたらし、今なおその影響は強く残っています。
そんな中、一部が計画的避難区域に指定された福島県川俣町の人々を応援しようと、4月23日に漫画家有志が川俣町に集まりサイン会を開きました。
イベント内容はこちら、当日の様子はtogetter川俣町災害関連情報共同通信記事を参照してみてください。

このイベントに勝木光先生も色紙の提供という形で参加されました。
それらの漫画家のメッセージ寄せ書き・メッセージ色紙が川俣町の「羽山の森美術館」で現在一般公開されています。

ということで、管理人は勝木先生の色紙を拝見するために川俣町に行って参りました。


羽山の森美術館 羽山の森美術館は数年前まで小学校だったそうです。美術館ですので一般の作品も展示されています。
普段は地元の方がいらっしゃって案内をしてくれます。それなりに訪れる人がいるのか、私を案内してくれた方はものすごく慣れた様子で説明してくださいました。
訪れた際は客は私1人でしたが、私が帰るときに入れ替わるタイミングで1人の方がいらっしゃいました。

美術館入り口 入り口には今回の企画意図とサイン会当日に描かれた寄せ書きがありました。
撮影OKということなので遠慮なく撮らせていただきました。

あらすじ あらすじです。
当日は予想をはるかに超える人が集まり、全員にサインを描いてあげることは出来なかったそうです。結構県外からも人が集まってしまったようです。

寄せ書きパネル 4月23日のサイン会当日に川俣町を訪れた漫画家の寄せ書きです。
このメンバーは、今回の震災に限らず何かと色々活動しているイメージがあります。

2階北東側 2階に上がってきました。教室の中では地元の方の作品の展示がされていて、廊下に漫画家の色紙が展示されています。
提供された色紙は4枚のパネルに分けられて展示されていましたが、パネルの向かい側の窓にはカーテン等がないため、どうしてもパネルに光が反射してしまいます‥
一番左の写真はサイン会当日の漫画家達と地元の子ども達を写した1枚だそうです。

色紙パネル1 パネルその1。
上段左から板垣恵介先生、市川マサ先生、井上雄彦先生。
下段左から井上雄彦先生、浦沢直樹先生、江口寿史先生、かざま鋭二先生。

色紙パネル2 パネルその2。
上段左から勝木光先生、上条明峰先生、かわぐちかいじ先生。
下段左から雷句誠先生、CLAMP、西原理恵子先生、佐木飛朗斗先生。
勝木先生の色紙に書かれているメッセージは明るい未来に向かって一緒に進んでいきましょう。でした。

色紙パネル3 パネルその3。
上段左から佐藤秀峰先生、しげの秀一先生、ちばてつや先生、ちばてつや先生。
下段左から月山可也先生、寺嶋裕二先生、西本英雄先生、東村アキコ先生。

色紙パネル4 パネルその4。
上段左から福本伸行先生、藤沢とおる先生、真島ヒロ先生。
下段左から村上よしゆき先生、森川ジョージ先生、吉河美希先生、渡辺静先生。
羽山の森美術館は遠方から行こうとすると交通の便があまり良くないです。
車を持っていない人には少々不便ですね。
管理人は福島駅まで行き、JRバス「川俣高校前」行きに乗り「川俣町役場前」で下車。そこから30分ほど歩いて美術館に到着しました。行きはずっと上り坂です。
入館料は現在は無料です。
公開期間は「当面の間」となっていていつまで公開されるか実質不明なので、見に行きたい方は早めに行くことをお勧めします。案内してくれた方は「色紙が痛んだりしたら公開を終えるかも」とおっしゃっていました。
放射能の話もしましたが、やはり周辺の放射線量は高めだそうです。



福島駅寄せ書きパネル こちらはところ変わって福島駅東口に隣接している駅ビル「S-PAL」の2階です。何も知らずに通ったらいきなり漫画家の寄せ書き・色紙があってビックリしました。偶然見つけました。
これは4月23日のサイン会当日に描かれた寄せ書き2枚のうちの1枚です。

福島駅色紙 で、こちらが色紙です。ここにある色紙は、羽山の森美術館に色紙を提供したメンバーとはほとんど違う方が描いています。
詳しくは分かりませんが、現在ここでの展示は終了している模様です。


今回の震災の被害は今なお現在進行形です。
川俣町に引き続き、漫画家有志は6月18・19日には宮城県石巻市を訪れています。
詳細はビースマイルプロジェクトのブログを参照してみてください。

またこの他にも、最近も被災地に提供する色紙を新たに描いた方がいらっしゃいますので、今後も様々な形で継続して支援していくのではないかと思います。
被害が甚大なため、迅速に解決すべき問題と長期に渡って付き合うべき問題という両面から今後の支援を考えていくべきで、このような漫画家の方達の活動は積極的にフォローしていこうと思っています。


結びに‥‥‥震災の影響は意外なところにも出ています。
現実の神奈川県ジュニアは震災以降の試合が全て中止になり、関東ジュニア出場者は2月末のランキングを元に選考されました。(一部行われた試合の結果については選考に反映)
これはベイビーステップの世界で言うと、エーちゃんは西村くん・宮川くんに勝って関東ジュニアの出場権を得ましたが、この大会が中止になったということです。
このときのエーちゃんはノーシードだったため、関東ジュニアの出場権を得られなかった可能性があるということです。
そして現実にそういう境遇の選手がいたことは想像に難くありません。
神奈川県ジュニアに出場する選手は皆、関東ジュニアを目指していたわけですから。
(現実の大会では、18歳以下男子シングルスは日程が早かったためベスト4まで出揃っていました。一方14歳以下、12歳以下の試合は全試合中止となりました。)