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データベース

Match Summary

神奈川県ジュニアテニス選手権大会 2回戦
丸尾栄一郎 − 宮川卓也(第3シード)


スコア表
※○はサービスキープ、◎はサービスブレイク

Match Summary
丸尾栄一郎 宮川卓也(3)
1st Serve (%) 10/12=83% 14/14=100%
Ace 1 0
Double Faults 0 0
Unforced Errors 5 8
Winning % on 1st Serve 12/12=100% 11/20=55%
Winning % on 2nd Serve 1/2=50% 0/0=0%
Winners 7 3
Receiving Points Won 9/20=45% 1/14=7%
Break Point Conversions 2/2=100% 0/0=0%
Net Approaches 5/5=100% 3/4=75%
Total Points Won 22 12
※基本的に作中の描写から読み取れるものを反映しています。


【管理人的解説】
関東ジュニアテニス選手権大会の出場権が懸かる神奈川県ジュニアテニス選手権大会2回戦。
この試合に負けるとその時点で関東・全日本ジュニアテニス選手権大会への道が閉ざされる。
対戦相手の宮川くんとは8ヶ月前にも試合をしていて、そのときは実力では完全に負けていながらもエーちゃんが奇跡的な勝利を挙げた。
その後プレーを見直しスランプに陥った宮川くんがその結果を求めるために、そして自身の将来を懸けてリベンジを誓う一戦。
お互いに絶対譲れない真剣勝負。

第1・2ゲームは様子見も含めてお互いの現在の実力を探り合い。
そしてこの試合のターニングポイントは第3・4ゲーム。
第3ゲームで実力差を予感させ、第4ゲームで決定的な実力差を認識させてしまった。

第5ゲーム終了後に大林くんの激励で吹っ切れゾーンに近い状態になった宮川くん。
そこからの打ち合いは「県の2回戦ってレベルじゃねえぞ」というギャラリーの言葉通り。
去年の全日本ジュニアテニス選手権大会に出場していて、しかも120%の力を発揮している宮川くんと打ち合うその光景は全日本ジュニアテニス選手権大会1回戦レベルか。
しかし宮川くんがゾーンに入った第6ゲーム以降の試合描写は意外に少なく、あっさりと試合終了まで行ってしまう。
それは全日本ジュニアテニス選手権大会優勝を目指すエーちゃんの実力の高さを知らしめる描写と思われる。
実際に宮川くんはエーちゃんのサービスゲームではほとんどポイントが取れていない。

試合後の「今日の試合は宮川くんの人生を変えてしまったかもしれない試合。俺の人生も変わってしまったかもしれない試合。」が、この試合を如実に表した言葉かもしれない。