思い出のシーン
#35 ここからの戦い
一番印象に残ったのは5巻P31の3コマ目。言い得て妙。
将棋棋士の羽生善治さんは長年棋界の先頭を走っているが、羽生さんの将棋は"周りのレベルを引き上げつつ自分のレベルを上げる"と言われることがある。
周りとの差を広げることに固執していない。
羽生さんの場合、あえて相手の得意戦法を受けて立ちそれを上回る差し回しで勝つことによって相手の更なるレベルアップを促す。
トップに立つ羽生さんと格下に当たるエーちゃんでは方法は異なるが、共通する部分があるのかもしれない。
元々、エーちゃんはテニスに対する姿勢といった外側の面で周りに影響を与えたりしていたが、最近はテニスのプレーそのものという面で相手に影響を与えるところまで上達したとも言うことが出来る。
相手の弱点を突くにはそれだけの技術が必要になる。
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