思い出のシーン
#167 集大成
一番印象に残ったのは18巻P103の最後のコマ。準決勝直前のこのタイミングでのデートの約束。
これは、関東ジュニア前日に告白してしまうことと似ていると思う。
大会前日の告白は番外編によって、なっちゃんのその場の思いつき（エーちゃんから感謝されたことによる率直な反応）によってされたことが分かっているが、このデートの約束も気負いすぎていると見えたエーちゃんのためにその場で思いついた心遣いなのかもしれない。
エーちゃんの腕を引っ張ったときのなっちゃんの表情は少し心配そうに見えるからである。
気負いを和らげるその行動はやや突拍子もなく映るかもしれないが"エーちゃん"という存在をよく知るなっちゃんにはプラスに働くという確信があったのだろうし、自分自身にとってもプラスになる、これ以上ない選択肢だったのかもしれない。
これもなっちゃんなりの優しさ。
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