データベース
Match Summary
神奈川ジュニアテニスサーキット 1回戦丸尾栄一郎 − 大林良(第5シード)

※○はサービスキープ、◎はサービスブレイク
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【管理人的解説】
エーちゃん人生初のテニスの試合。
なっちゃん曰く「エーちゃんの記念日」。
対戦相手は第5シード。
第1ゲームは"リターンの鬼"っぷりを発揮し、いきなりエーちゃんはブレイク成功。おそらく4連続リターンエースでブレイク。
しかしラブゲームでブレイクされても取り乱すことがなかった大林くんの冷静さもあり、第2ゲーム以降は本来の実力差が如実に表れる一方的な展開に。エーちゃんのサービスゲームではおそらくエーちゃんは1ポイントも取れていない。エーちゃんのサーブは全て、ただ相手のコートに入れるだけのチャンスボールになっていたと言える。
Winning % on 1st Serveが0%というのがこの試合のエーちゃんを一番よく表している数字かもしれない。現実としてはあり得ないかもしれないが、初心者対第5シードということを考えると説得力がある。
12巻P24の最後のコマで大林くんが言っている「弱点」とはこのことである。
第1ゲームから第6ゲームまでおそらく全てラブゲームであったと思われるので試合はかなりテンポよく進んだはずにも関わらず、最終的な試合時間は1時間7分。
第7ゲームはエーちゃんがポイント連取し0-30、大林くんの顔面ショットが決まり15-30、その後の展開は不明だが1時間7分という試合時間からすると、1ポイントが相当長くそしてもしかしたらデュースを繰り返すほどエーちゃんが粘ったとも考えられる。
この試合のハイライトはその最終となった第7ゲーム。
エーちゃんの諦めない気持ち・出来ることを模索する意識の高さが"眼の良さ"をクローズアップし、これからのエーちゃんのテニスにつながっていくことになる。
「今の俺にできることを全力でやる」この姿勢は今後のエーちゃんの試合にも頻繁に出てくる常套句。
テニスプレーヤー丸尾栄一郎が誕生した試合。