思い出のシーン
#129 勝者
一番印象に残ったのは14巻P129の最後のコマ。エーちゃんがこの試合に懸けている想いはなっちゃんも知っている。
そうした意味を持つこの試合をなっちゃんはどういう視点で見ていたのだろうか。
14巻P26の6コマ目で、自身の試合が終わった直後にエーちゃんのことを気にしている。
14巻P29の最初のコマで、2人にしか分からない会話をテニスの試合とアイコンタクトを通して交わしている。
14巻P38の最後のコマからP39で、充実しているエーちゃんの姿勢を心強く思っている。
例えば14巻P94の4コマ目のような、試合終盤の苦しい状況を一緒に共感している。
14巻P122の最初のコマで、敗れたエーちゃんの心中を察しているかのような、同じ場所を目指しているテニスプレーヤーとしての厳しい表情。
そしてその集大成が14巻P129の最後のコマの包み込む優しさ。
エーちゃんという1人のテニスプレーヤーであり男性を見つめる、なっちゃんという1人のテニスプレーヤーであり女性がそこにはいる。
 #128 ストップ |
#130 心境の変化 |