思い出のシーン
#159 高木朔夜
一番印象に残ったのは17巻P144の最後のコマ。「もっとわかりやすい天才なら俺も楽だった」
作中の出来事で例えるなら池くんに0-6 0-6で完敗したタクマさんに当てはまる。
圧倒的な才能を持つ天才池くんと出会ったことで、タクマさんはプロになることが考えられなくなり練習に身が入らなくなった。
つまり圧倒的な天才を前にすると追いつけないことをはっきりと自覚することが出来て諦められるから楽だということ。
それは確かに楽だが、高木くん自身は努力した今の自分と諦めてしまった自分のどちらの姿を望んでいたのだろうか。
結果は言うまでもない。
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